電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
少女と世界とお菓子の剣 〜Route of NANA〜
2010.09.26
私立さくらんぼ小学校

Route of AYANOの続きかと思ったらそんなことはなかったです。
んー、でもこれだと制作的な都合意外で三部作にわけた意味が分からんです。前作で積み上げた物は一体何だったんだろー的な。

本編ですが、悪意溢れる展開で全然面白くなかったです。これはやらなくても良かったかも。
前半はギャグパートで良かったのですが、後半が酷い。
プレイヤー側に対して、その他のキャラが悪意をぶつけすぎていて、プレイしていてとても嫌な気分になります。マイナス部分をプラスに反転させてカタルシスを得るなんて展開も全く無いので。
最後の方とかも、鬱な展開で谷底の方に下げて行ったので締めで一気に持ち上げるのかと思ったら、一切のフォロー無く終了。テンションだだ下がりのまま終わらせるとかありえないです。あの終わり方ではナナの問題は全然解決してないですよ。
子供として、大人や世界と戦う。のが根底にあるはずなのに、その子供の世界の方がよほど汚く醜い世界なのも微妙な点……。
次のルート苺でも嫌な話を見せつけられるのかと思うとぐったりです。

システム周りは残念の一言。
セーブロードは章単位ですし、にもかかわらず既読スキップがないとかダメすぎです。

パッケージ。
説明書がトールケースと同サイズで中に収まらないとのはどうかと。ちょっとは利便性を考えてほしいです。


なんと言うか、シリアスとか本格的とかという言葉に踊らされてる気がしないもでもないです。
鬱展開とか誰かが傷つけば良いってものではないのですけれどね。
次のはプレイしていて”楽しい”、”面白い”ものだと良いのですが……。
雑記-ゲーム | 22:53 | コメント | トラックバック









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