電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
× 嘘つき天使は死にました!
2011.11.15
嘘つき天使は死にました! (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者:葉巡明治 イラスト:しらび

びっくりするほどつまらない。ここまでの駄作は久しぶりです。三百頁超あるのですが、最初から最後までつまらなかったです。
まず内容がつまらない、次に登場人物に魅力がない、何より文章力自体がない、唯一イラストだけは良いと、酷かったです。これで続編を出すとか臍で茶を沸かすレベルの御伽話ですよ。
それに主人公の夏彦がゴミ。死ねばいいのにとしか思えませんでした。何がしたいのか分からないし、何で生きているのか分からない。主人公含め登場人物の誰にも感情移入ができませんでした。
ギャグとシリアスのバランスがとれていませんでした。そのギャグも十年以上前の学園モノみたいなつまらない描写で全く面白くないのですが。そもそも作品のテーマとして”死”があるのに、下手なギャグなんて入れてどうするのかと。
特別賞受賞作らしいですが、賞を与えるのはいいとしても、出版するのならちゃんと読めるものにしてからにしていただきたいものです。
書評-スーパーダッシュ文庫 | 08:05 | コメント | トラックバック









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