電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
○ 三者三葉 葉子様の夏休み
2007.07.23
三者三葉―葉子様の夏休み (芳文社KR文庫 4-1)

著者:斎藤ゆうすけ イラスト:荒井チェリー

 葉子様こと西川葉子は、元はお金持ちのお嬢様。お父様の事業が失敗して以来慎ましく暮らしておられます。夏休みも終わりに近づいたある日、今は亡きお母様の住時を知るという老婦人と偶然に出会い、お母様が若き日を過ごした山村のことを教えられた葉子様。元西川家の使用人、山路充嗣は、お母様の思い出の地を訪ねてみたいという葉子様の胸中を察し、早速旅行の準備を整えました。
 かくして、葉子様のご学友の小田切双葉に葉山照、それに葉子様を慕うお金持ちの小学生竹園優を加え、静かな山村へとやってきたいつものメンバー。村の住人達も巻き込んで、凄く楽しくてちょっぴり不思議な日々が始まります!


違和感なくノベライズされてます。
それぞれの性格や行動も特に変なところはなかったです。

葉子が母親が埋めたというタイムカプセルを探しに、かつて母がいたという村にいつものメンバーで向かうことで物語の幕が開けます。
葉子の貧乏お嬢様っぷりや照の毒や双葉の素ボケや桜の暴走が良い感じでした。山路の経歴不明なストーカーっぷりも。
山村が舞台ですが、いつもと変わらないノリで進んでいきます。
小説オリジナルキャラクターの村人も個性的というか特徴的だったりして良かったです。
書評-芳文社KR文庫 | 23:40 | コメント | トラックバック









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