電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
○ かくてアダムの死を禁ず 夜想譚グリモアリス I
2008.08.06
かくてアダムの死を禁ず (富士見ミステリー文庫 66-8 夜想譚グリモアリス 1)
著者:海冬レイジ イラスト:松竜

桃原誓護は、最愛の妹・祈祝とともにある決意を持って修道院を訪れていた。それは叔父の資産使い込みを告発するというもの。ところがまさにその時、誓護たちは黒い霧で出来た不思議な空間に閉じこめられ、そこにアコニットと名乗る尊大な少女が現れる。彼女は冥府からやって来た教誨師という存在で、極刑に値する者を連れて行くというのだが……。誓護は無事に妹との平和な暮らしを取り戻せるのか!? 海冬レイジが贈る、スリリングなネオ幻想奇譚だぞ!


主人公は超シスコン。

異能を使って過去の事件を捜査しつつ、現在起こっている問題も解決する、と。
過去を見ることの出来るフラグメントの設定が、便利過ぎる気がしなくもないのですが、妨害があって見られないようになっていたり、ミスリードを誘えるようになっていたりと万能でもない様子。そんな簡単に操作できるものを、証拠にするのはどうなのかと思わないでもないですが。
誓護とアコニットのやりとりが面白かったです。
書評-富士見ミステリー文庫 | 08:02 | コメント | トラックバック









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