電子の柩

著者：ひびき遊　イラスト：京極しん

　アニメ十話までで、残りは三巻へ。アニメ本放送に合わせた刊行スケジュールなのでしょうか。
　戦車が増えて登場人物がさらに増えて、もう誰が誰だか。
　さすがいメインのあんこうチームのメンバーは覚えられるのですが、他はもう完全にうろ覚えです。かろうじて生徒会チームがなんとかと言うところ。
　文量が多くないので読みやすくはあるのですが、その分あっさりしすぎているというか、エピソードがもう少しほしいというか。戦って一息ついて戦って一息ついてしたらもう終わっているのはちょっと寂しいです。あと少し肉付けして、読み応えを増やしてほしい。

著者：月見草平　イラスト：原由知

　最終巻はまさかのユリカノ表紙。三人集合とかだと思っていたらそんなことはなかったです。
　日常話プラス最期に向けて一騒動が起こったりしましたが、何というか予定調和色が強いです。よく分からんけど何とかなるよね、みたいな。
　まどかがあっぱらぱーなぐらいに明るい性格なのは一長一短だったかと。おかげで明るい話にはなってはいるのですが、いかんせん話しに重みを感じられませんでした。
　それにしても舞台が鴨川である理由が最後まで良く分からなかったです。地元協賛でお金が動いた以外に何かあったのかな。

著者：月見草平　イラスト：原由知

　表紙に背景があったとかで回収になっていた巻ですね。あとモデルになった学校が経営破綻の危機だとかでも話題になっています。
　season2に入りましたが、まどか達三人は相変わらず百合百合しい。そして男達は男達でつるんでます。変に男女の恋愛を絡ませるのはどうかと思うのでこれはこれで良い物ですね。
　前々からちょろちょろと出ていたユリカノが本格登場。意外にもクール系ではなく恋愛キャラでした。珍しい。
　色々あったけど一件落着で一段落はしました。と言っても後一巻あるので、まだまだ問題が起きるのでしょうけれど。

著者：ひびき遊　イラスト：京極しん

　アニメのノベライズですが、視点が沙織視点で進行します。
　沙織がモテたがっているのはよく分かるのですが、ちょっとモテたいモテたい言い過ぎではないかと思うぐらいモテたいと言ってます。
　戦車戦は図面が無いと分かりづらいかなーと思ったのですが、ガチで戦略を競うようなものでもないのでなくても別のいいのかなと。
　キャラクター数自体は結構多いのですが、主人公組と生徒会メンバー以外はチーム単位での出演になっていてそんなに覚えなくてもいいのは良い感じです。そのうち他チームも名前が出てくるのと良いですが。

著者：本村大志　イラスト：前田理想

　唐突感溢れるラスボスが出てきたのですが、悪役にも実はこんな事情が！　とかは馬鹿らしいだけなのでやめて欲しいです。そんなことするぐらいならスパッと殺してしまった方がまだスッキリしますし。
　光里はラブコメだけやっていれば良いキャラクターだったのですが、最後に悪役に理解を示そうとするとかいらなかったです。
　一巻丸っと何故かバトル物になってますけど、素直にラブコメだけで良かったと思います。