電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
× 百億の魔女
2013.01.21
百億の魔女 (講談社ラノベ文庫)
著者:小川淳次郎 イラスト:ささきむつみ

 最初から最後までとても読みにくい。まず地の文章そのものが凄く読みにくい。
 それとメインヒロインが土佐弁を話すのですが、台詞を土佐弁そのまま書いていて読むのに苦労。さらにその母親の台詞もイントネーションがおかしいとかで、台詞に変に拗音が入っていてこれも読むのに苦労。読みやすい部分が全然無くて、少し読み進めるだけでも大分疲れてしまいます。
 話やキャラクターも、特に魅力的と思えるようなものは無かったです。
 終わりの方でやたらバックボーンという言葉が使われるところがあるのですが、使われすぎていて違和感バリバリです。背景とか過去とか適当な言葉に変えられなかったのか。バックボーン業界の回し者か。
 次回へ続くみたいな終わり方でしたが、続編を買うことはなさそうです。とてもではないですが、またこの文章を読みたいとは思えませんでした。
書評-講談社ラノベ文庫 | 22:04 | コメント | トラックバック
◎ おジャ魔女どれみ16 TURNING POINT
2012.12.19
おジャ魔女どれみ16 TURNING POINT (講談社ラノベ文庫)
著者:栗山緑 イラスト:馬越嘉彦

 どれみたちは無事ハナを探しだして、ようやくハナがレギュラーメンバーに追加されました。おんぷも魔女見習いになり、これでおジャ魔女六人が勢揃いです。
 女王は双子で生まれてきて片方は人間界で育てられるとか、まだぼかしてはあるけど魔女をやめた魔女の正体とか、色々と隠し設定が出てきたのですが後付設定臭くて何とも言えない気持ちになりました。
 今巻でもあいこが辛い目に遭っていて、いっそ宝くじでも当てて逆転ハッピーにでもしてあげてほしいのですが。貧乏くじ可哀相。
 キャラクターみんなが少しずつ大人になりつつあるのが時の流れを感じさせて、面白いような切ないような不思議な読了感です。
書評-講談社ラノベ文庫 | 07:33 | コメント | トラックバック
○ 魔法使いなら味噌を喰え! 4
2012.12.11
魔法使いなら味噌を喰え!4 (講談社ラノベ文庫)
著者:澄守彩 イラスト:シロウ

 細部は良いけど全体がイマイチ。
 区切りの巻らしいですが、物語的には惰性で続いているので何となく歯切れの良くない終わり方。
 作中に起こるイベントが小さくまとまりすぎていて起承転結をあまり感じませんでしたし。
 登場人物の気持ちをはっきりとさせるのが目的なら、もっとストレートな作りの方が良かったような気がします。
書評-講談社ラノベ文庫 | 07:28 | コメント | トラックバック
◎ 彼女がフラグをおられたら ここは俺に任せて、お前は夏休みを満喫しろ
2012.12.10
彼女がフラグをおられたら ここは俺に任せて、お前は夏休みを満喫しろ (講談社ラノベ文庫)
著者:竹井10日 イラスト:CUTEG

 夏休みでのんびり過ごすのかと思ったら、菜波の母国で耳が生えていて異能を使う人の襲撃に巻き込まれたり、颯太のフラグ能力が進化したりと急転直下で話が進んだ感がします。
 ブレードフィールド公国では菜波の妹の白亜が出てきました。菜波とは大分性格が違いますが、他のキャラに負けない程度には個性が強いキャラでした。あと菜波の兄も出てきたのですがそちらはどうでもいいや。
 後何か舞台が変わるような雰囲気なのですが、何が起こっても不思議ではないのでどうなるのでしょうか。
書評-講談社ラノベ文庫 | 08:05 | コメント | トラックバック
△ ごーいんぐ? ほーみんぐ! 1
2012.10.19
ごーいんぐ? ほーみんぐ!1 (講談社ラノベ文庫)
著者:霧鳴篤明 イラスト:COMTA

 文章がイマイチ。
 基本ラブコメに異能とバトル要素が入っています。が、混ぜ方が下手でとても微妙。とりあえずブラコン妹の存在とバトル要素はいらなかったかなと。
 妹のブラコン描写はただ寒いだけで、バトル要素は設定的に只の高校生のはずなのに普通に闘っていて違和感がたっぷり。
 一巻からナンバリングされていますが意味が分かりません。続きがあるような終わり方ではなかったですし、続きを読みたいとも思えなかったのですが。
書評-講談社ラノベ文庫 | 07:41 | コメント | トラックバック