電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
◎ 機動戦士ガンダムAGE 5 ホーム・スイート・ホーム
2012.11.13
機動戦士ガンダムAGE    (5)ホーム・スイート・ホーム (角川スニーカー文庫)
著者:小太刀右京 イラスト:黒銀

 AGE小説版無事完結。最後までとても面白かったです。
 キオが少年故の打算の無い優しい心と少年兵故の悲哀をまき散らしながらも、戦争を終わらせたいと願いながら戦う姿が実に良く書かれています。
 フリットやアセムや他の大人達も、矛盾や建前や泥にまみれながらもそれでも、大人としての責任や覚悟を抱えながら戦っていて誰も彼も格好良いキャラになっています。本当にそれぞれのキャラが立っています。
 既存ガンダム作品からのパロディ台詞は相変わらず。話の内容的に合うのか、VガンやF91からのものが多いような気がしました。
 AGE100年の物語の後半の30年分はこちらでも数行の扱い。これはアニメとずれるものは出来ないっぽいので仕方ないのでしょうか。
 最後に出てきたフリットの銅像について。小さい銅像は銅像になんてされる気のなかったフリットの意志が反映されたものだったらしいです。
 アニメ本編とほぼ同じ展開でこうも面白くなるのかと、毎巻とても楽しみでした。よくもアニメをこうも纏めてくれたと思います。
書評-角川スニーカー文庫 | 08:01 | コメント | トラックバック









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