電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
○ 福音の少年 闇の王子
2007.08.17
福音の少年 Good News Boy―闇の王子 (徳間デュアル文庫)
著者:加地尚武 イラスト:中臣亮

誰もが平凡な中学生だと思っていた御厨恵(みくりや・めぐむ)は、魔法使いの力を持っていた。錬金術師の父親が気まぐれで造りだしたホムンクルスのアナ、上級魔女の美少女エリカのふたりと同居することになり、ただでさえ身辺が慌ただしくなっていたのに。エリカに魔術の特訓を受けはじめる恵。その頃、恵のクラスに謎で美形な転校生がやってきた。彼はなんと、冥界の王の息子にして“闇の王子”と呼ばれる存在だという。恵に近づきつつある災難とは!?
同じ頃、ウィザードたちは“闇の王子”の来訪に危機感をつのらせていた。
WEBで大人気のネオ・ファンタジー、波瀾万丈の第2弾!


闇の王子が意外と憎めない性格してました。
恵の決断、立場的に仕方のないことだったのですけど、性格のせいかどうもヘタレたように見えます。

まだ続くらしいです。恵がこれからどうなってくのかとも思ったのですが、たぶん変わらないような気がします。あの性格は変わらないでしょう、きっと。
エリカ・アナと続いた表紙は、次巻は誰が飾るのでしょうか。
書評-徳間デュアル文庫 | 23:53 | コメント | トラックバック
△ 福音の少年 魔法使いの弟子
2007.06.19
福音の少年―魔法使いの弟子 (徳間デュアル文庫)
著者:加地尚武 イラスト:中臣亮

御厨恵(みくりや・めぐむ)は、小柄で色白、やせっぽちの中学二年生。母親似の端正な顔をしているが、勉強でも運動でも、あまり目立つほうではない。そんな平凡な彼の生活にも異変が──錬金術師の父が造ったホムンクルスの少女アナと、魔女の母のもとで修行する上級魔女のエリカが同居することになったからだ。しかもその異変は、世界を揺るがす前兆でもあったのだ。
──1910年、ハレー彗星の“来訪”が、世界に魔法をもたらした。そして、100年後のいま、世界は新たな激変に晒されようとしていた。


表紙開けたらいきなり少女が全裸で箒に乗ってて吹いた。

全体的にローテンションで、話のメリハリに欠けます。
さらに登場人物の愚痴が何度も出てきて、ネガティブな雰囲気を作りだしています。
せめて一人ぐらいはハイテンションなキャラクターがいて欲しかったです。

視点が頻繁に切り替わってちょっと読みにくい。
主人公一人称よりは世界観とかが分かって良いのですが、割と煩雑な感じです。

淡々と進んでいき特に目に付くモノもなく読了。
基本的に面白味に欠けてました。
書評-徳間デュアル文庫 | 22:26 | コメント | トラックバック