電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
○ 魔女よ蜜なき天火に眠れ 夜想譚グリモアリス III
2009.02.08
魔女よ蜜なき天火に眠れ (富士見ミステリー文庫 66-10 夜想譚グリモアリス 3)
著者:海冬レイジ イラスト:松竜

誓護は妹の祈祝と一緒に、自宅でチョコレート作りを楽しんでいた。そのとき、アコニットが<トリュフ>食べたさに、冥府には黙って人界へきてしまった! 彼女は、近所にある菓子工場のバレンタイン・イベントへ連れて行くよう誓護にせがむ。そのわがままに付き合い、いのりとともに出かけた誓護。しかしそこで、アコニットは何者かに襲われる!! 絶対的な恐怖を呼び起こされ、狼狽するアコニットから漏出した稲妻が、菓子工場を破壊するが……。


鈴蘭が良い感じに歪んでいます。それにしてもなぜ鈴蘭はそこまでアコニットに執着しているのでしょうかね。
アコニットが大分誓護に慣れてきたと言うか、近づいてきています。ニヤニヤが止まらない。
祈祝がまた人質に。誓護の弱点なのである意味仕方がないのですが、可哀想としか言いようがないのが。いっそボディガードを付けた方がいいような。
アコニットのロリ化は一部の需要を満たしまくりなんでしょうか。
書評-富士見ミステリー文庫 | 08:48 | コメント | トラックバック
○ 堕天使の旋律は飽くなき 夜想譚グリモアリス II
2009.02.04
堕天使の旋律は飽くなき (富士見ミステリー文庫 66-9 夜想譚グリモアリス 2)
著者:海冬レイジ イラスト:松竜

一年前に親友を通り魔に殺された、桃原誓護のクラスメイト・美赤。そんな彼女の前に、新たな教誨師・ギシギシが現れた! 教誨師が現れたということは、美赤は罪人? クラスメイトの無実を確信する誓護は、美赤を護ってギシギシと対決する??。一方、教誨師・アコニットも『不自然に劣化したフラグメント』を調査するため、再び現世を訪れていた。しかし、誓護が美赤とともに行方不明に! アコニットは微かな手がかりを辿り、誓護の行方を捜すが……。


ミステリーではなくファンタジーな気がしなくもないです。

ギシギシは運が悪かったと言うかちょっとかわいそうな気も。

相変わらずアコニットが格好良いです。あの気高さが素敵。
書評-富士見ミステリー文庫 | 07:09 | コメント | トラックバック
○ かくてアダムの死を禁ず 夜想譚グリモアリス I
2008.08.06
かくてアダムの死を禁ず (富士見ミステリー文庫 66-8 夜想譚グリモアリス 1)
著者:海冬レイジ イラスト:松竜

桃原誓護は、最愛の妹・祈祝とともにある決意を持って修道院を訪れていた。それは叔父の資産使い込みを告発するというもの。ところがまさにその時、誓護たちは黒い霧で出来た不思議な空間に閉じこめられ、そこにアコニットと名乗る尊大な少女が現れる。彼女は冥府からやって来た教誨師という存在で、極刑に値する者を連れて行くというのだが……。誓護は無事に妹との平和な暮らしを取り戻せるのか!? 海冬レイジが贈る、スリリングなネオ幻想奇譚だぞ!


主人公は超シスコン。

異能を使って過去の事件を捜査しつつ、現在起こっている問題も解決する、と。
過去を見ることの出来るフラグメントの設定が、便利過ぎる気がしなくもないのですが、妨害があって見られないようになっていたり、ミスリードを誘えるようになっていたりと万能でもない様子。そんな簡単に操作できるものを、証拠にするのはどうなのかと思わないでもないですが。
誓護とアコニットのやりとりが面白かったです。
書評-富士見ミステリー文庫 | 08:02 | コメント | トラックバック
△ 待ってて、藤森くん! 4
2008.06.26
待ってて、藤森くん! 4 (4) (富士見ミステリー文庫 58-12)
著者:壱乗寺かるた イラスト:カントク

夏休みを目前に控えた弥生坂高等学校では、次期生徒会長選の噂で持ちきり。『九月の英雄』と呼ばれる後期生徒会は人気が高い。生徒の間でダントツの人気を誇る現会長の黒河和美が引き続き会長職を継続すると思われていたが、里見の幼なじみである吉野が会長職に立候補したことから、事態は急変。里見を巡って二人の女子が遂に激突!? 10年前の初恋の少女と、今までずっと側にいた幼なじみ。どちらも自分にとって、大切な存在。里見が出した答えは──?


最終巻。
可もなく不可もなく、妥当な所に落ち着いた印象。
全巻通して、無駄にある勢いは良かったです。
書評-富士見ミステリー文庫 | 21:32 | コメント | トラックバック
× 待ってて、藤森くん! 3 藤森くんは奮闘中
2008.04.18
待ってて、藤森くん! 3 (3) (富士見ミステリー文庫 58-11)
著者:壱乗寺かるた イラスト:カントク

ろくでなしばかりが集まると噂の寮「くずは寮」に入寮したばかりの里見を襲った、学校側からの突然の廃寮宣言! 居住権を脅かされた里見は廃寮を阻止しようと立ち上がるが、寮長はじめ不真面目寮生は危機感皆無で大ピンチ! 孤軍奮闘する里見だが、お隣の女子寮に忍び込んだ挙げ句ごっくん生着替え♥シーンを目撃したりして更なるピンチを招いてしまい!? 「待ってて、藤森くん!」シリーズ第3弾は、藤森里見中学2年の夏を舞台にした短編集です!!


里見が脊髄反射しまくってるだけ。キレやすい若者並。
なぜかずーっとテンションが高いままです。
別に面白い所があるわけでもなく。
書評-富士見ミステリー文庫 | 01:58 | コメント | トラックバック