電子の柩

著者：天草白　イラスト：のりたま

　ゲーム本編終了後。誰も選ばなかった後のストーリーです。
　本書内でも誰か特定個人のストーリーというわけではなく、木ノ本姉妹との楽しい交流となっています。
　ちなみにPSP版追加キャラは出てきません。
　途中で京一が何度か自分たちは未成年と言ってたりするのですが、どういうことなんでしょうかね。元エロゲのはずなのに、元エロゲのはずなのに。
　ノベライズですが、本編に近い文章で中々の面白さです。
　カバーは是非一度外してみて欲しい仕様でした。

著者：沢城樹　イラスト：KeG

　タイトルにある通りの都市伝説モノ。
　アイデアは悪くないですが、肝心の文章がイマイチです。
　場面が変わっても段落が分けられていないので、読んでいて詰まることが何度も。文章力自体がそれほど高くないですし、せめて最低限のルールぐらいは守ってほしいです。
　終盤の展開が予定調和なご都合主義過ぎて残念でした。練り込みが足りないのかなと。

著者：天草白　イラスト：平野克幸

　頁数は多いですが文章量は少ないので、かなりあっさりと読めます。
　ゲームのノベライズとしては珍しく、原作ゲームと同じイラストなのはポイントが高いかなと。違和感なく見られますし。
　内容はゲーム本編の期間終了後のオリジナルストーリー。特定の人物ED後ではないのですが、ある程度イベントをこなした後だけあって最初から女性陣の好感度が高めの状態でのスタートです。
　主人公は名前無しで、相手からはアナタや先輩といった二人称で呼ばれるようになっています。デフォルトネームがないからなのでしょうが、これはこれで良い感じでした。