電子の柩

著者：なぽりたん　イラスト：磁油2

　限りなく×に近い△。
　サブタイトルの意味が分からないです。本編と関係ないですよこのサブタイトル。
　コミックスを読んでいなければ、誰が誰だか分からない＋どんな集団か分からない＋それぞれの関係が分からない、という代物。
　登場人物や背景の説明が全くなく、小説単体としては落第点です。しかもキャラクターによって露出に差があり、台詞の少ないキャラクターはどういった存在なのか全く分かりません。
　それらに加えて話自体もさして面白くはないですし、ノベライズとして失敗作だと思います。

著者：山崎もえ　イラスト：小波ちま

　各種設定が生かせてないと言うか、そもそもつまらない部分がいくつも。
　終盤いきなり若干バトルものになったりグロ注意になったりします。唐突感が強く微妙な所です。
　面白いと言えるところも特にないですし、強いオリジナリティがあるわけでもないのは残念でした。