電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
韓国=海洋汚染大国
2008.02.13
韓国は良識や常識は持ち合わせていないのでしょうか。
こんな記事が出たからと言って、反省するわけでも謝罪するわけでもないでしょうし。

それにしても、結構な大事なのに、日本のマスコミはスルーなんですね。
ゴミロードなんて目じゃないほどの事件なのに。


朝鮮日報 韓国、廃棄物を日本の大陸棚に投棄
 韓国政府が東海(日本海)に設定した「廃棄物海洋投棄区域」の一部が日本の管轄下にある大陸棚と排他的経済水域(EEZ)を侵犯していたにもかかわらず、15年間も放置されてきたことが10日までに明らかになり、外交問題に発展する可能性が出てきた。

 日本政府は2−3年前から在韓日本大使館を通じ、韓国の海洋水産部に異議を提起してきたが、同部は対応を先送りにしてきた。しかし、昨年11月に外交通商部などと行った非公開協議で問題の深刻性を認識し、対策に着手した状況だという。東海にある廃棄物海洋投棄区域は2カ所。韓国政府は1988年から同区域に各種廃棄物を投棄してきたが、93年には海洋汚染防止法施行規則で正式に投棄海域として指定された。

 韓国海洋研究院の資料によると、投棄されていたのは畜産排水、生ごみ排水、下水汚泥、排水汚泥、ふん尿などで、周辺では水質の著しい悪化が確認されている。

 韓国政府関係者によると、韓国東部の浦項東方沖にある「東海丙海域」(面積3700平方キロ)の18%に相当する650平方キロと蔚山南東沖の「東海丁海域」(同1616平方キロ)の12%に相当する190平方キロが韓日間の大陸棚境界区画線とEEZ線を越えていたことが分かった。大陸棚境界区画線は1974年に両国が結んだ「韓日間大陸棚北部区域境界画定に関する協定」で、EEZ線は98年の韓日新漁業協定によりそれぞれ定められたものだ。

 専門家は「この海域はそれぞれが自国の資源開発と環境保全などについて、排他的権利を行使できるため、準領海と位置付けられる。日本の管轄権を侵犯する海域に設定した廃棄物投棄区域を一日も早く撤回すべきだ」と指摘した。海洋水産部の関係者は「日本の管轄権を侵犯したのは事実で、直ちに廃棄物投棄区域を再設定したい」と述べた。


朝鮮日報 廃棄物投棄:日本海域汚染の可能性も
 韓国政府が1993年に設定した廃棄物海洋投棄区域が日本の大陸棚と排他的経済水域(EEZ)を一部侵犯していた事実が明らかになったことについて、海洋問題の専門家は「国際法に違反した韓国が窮地に追い込まれる可能性があり、早急な対処が必要だ」と指摘した。

 投棄されていたのは畜産排水、生ごみ排水、下水汚泥、排水汚泥、ふん尿などで、周辺海域では水質の悪化が確認されている。東海(日本海)では過去にロシアによる放射性廃棄物投棄事件が明るみに出て、国際問題に発展した経緯がある。

 同事件は、1993年3月にロシア政府が過去30年間にわたり、東海をはじめとする周辺海域に放射性廃棄物を投棄していた事実を公表した「ヤブロコフ報告書」がきっかけとなった。旧ソ連時代を含め、ロシアが57年以降、北海、東海などに放射能を帯びた液体・固体廃棄物を集中投棄していた事実が明らかになり、各国が一斉にロシアを非難した。94年と95年に韓国、日本、ロシアの3カ国はこれら海域で共同調査を実施し、放射性廃棄物による大きな影響はないことが暫定的に確認された。しかし、韓国は事件から15年が経過した昨年にも調査を継続するなど、慎重に対応している。

 今回の事態で、韓国が東海に投棄した廃棄物により日本の海域が汚染されたかどうかは確認されていない。しかし、海洋問題の専門家は「可能性は十分にある」と話す。日本の海域に廃棄物を直接投棄せず、韓国側の海域に投棄したとしても、廃棄物が海流に乗って移動し汚染を広げた可能性があるとの指摘だ。実際に浦項東方沖の「東海丙海域」に捨てられた廃棄物の場合、表層海水に含まれる汚染物質は10日、水深700メートルでは200日で北に150キロ離れた鬱陵島付近に達することが海洋研究院の調査で分かっている。

 海洋研究院の関係者は、「(短長期的に)日本側に汚染物質が越境することは避けられない。韓日による共同調査を提案するなどして韓国側が問題を積極的に解決する姿勢を見せることが必要だが、(政府は)そういう考えがないようで懸念される」と話した。海洋水産部はこれに対し、「韓日間の新漁業協定でEEZ境界線が定められた98年以降、日本側の海域に廃棄物を投棄しておらず、(共同調査は)考えていない」としている。


朝鮮日報 廃棄物投棄:ゴミで病んでいく東海(上)
 東海(日本海)の「廃棄物海洋投棄海域」における環境汚染が深刻な状況になっている。さまざまな廃棄物が海に捨てられていることから、海洋投棄海域内にある一部海底付近の水は工業用水に使うこともできないほど汚染されていることが分かった。海洋専門家らは「今すぐ廃棄物の海洋投棄を中止しても、同海域が自然に元の状態に戻るには少なくとも100年はかかるだろう」と警告している。

◆始華湖に劣らないほど汚染

 韓国海洋研究院は昨年1年間、蔚山南東沖63キロの地点にある「東海“丁”海洋投棄海域」(総面積1616平方キロ)を対象に詳しい海洋環境調査を行った。東海「丁」海域が海洋汚染防止法で「廃棄物投棄場」に設定されたのは1993年だが、それより前の88年からすでに海洋投棄が始まっており、同海域に対する環境調査は20年を経て初めて行われることになった。

 海洋研究院が東海「丁」海域24地点で海底近くの水質を調べたところ、総窒素(T−N=水中に存在するさまざまな形態の窒素化合物の量)基準で5地点(20.8%)の水質が「等級外」だった。海域水質等級は、総窒素濃度が1PPM以下の場合、1‐3等級に分類するが、約21%が最下等級にも達しないほど水質が悪くなっていることを指している。


朝鮮日報 廃棄物投棄:ゴミで病んでいく東海(下)
 9地点(37.5%)は船舶停泊用や工業用水として使える3等級で、魚の生息や養殖が可能な1等級は1地点、海水浴が可能な2等級は9地点で、合計41.7%に過ぎなかった。海洋研究院の関係者は「この海域には窒素成分を多く含む生ゴミが大量に捨てられたため、別の投棄許可海域である東海「丙」海域と西海(黄海)「丙」海域も同程度に汚染されている」と話す。

 水質汚染の別の目安である化学的酸素要求量(COD=水中の有機物量を量る目安)も状況は同じだ。等級外(4PPM超)と3等級(2‐4PPM以下)は9地点(37.5%)に達する。東海の中央の水質等級は水質が悪いことで知られる京畿道の始華湖(2006年現在、CODが4.7PPM)に匹敵するほど汚染されている。

◆「自然に回復するには100年以上」

 問題海域の海水水質よりさらに深刻なのは、海底の堆積(たいせき)物だ。海洋研究院によると、91年から昨年までの17年間で、東海「丁」海域に捨てられた廃棄物の総量は2352万3000トン。15トントラックに換算すれば157万台分の廃棄物がこれまで海底に沈み、海水で薄められ海中を漂っていたことになる。問題は、こうした廃棄物の中に鉛・カドミウム・水銀といった人体や生態系に致命的な影響をもたらす有害重金属が大量に含まれていることだ。

 米海洋大気庁(NOAA)によると、こうした有害重金属は堆積物1キログラム当たり数十ミリグラム含まれていても生態系に深刻な影響をもたらすという。海洋研究院の関係者は「この16年間、東海“丁”海域だけで4万2800トンの重金属が海底に沈み、プランクトンや魚の体内に入っていたと推定される。将来の生態系にどのような影響をもたらすか、見当がつかないほど」と語った。

 汚染された廃棄物投棄海域を元に戻すには、どれほどの時間がかかるのだろうか。慶尚北道浦項から東へ125キロ離れた東海「丙」海域(総面積3700平方キロ)について、海洋研究院が「環境復元の妥当性」を調査したところ、今後廃棄物を投棄しないとしても、元通りの状態になるには最低100年以上かかるという見通しが発表された。光州大学のヤン・ソンリョル教授は「東海と西海に対する廃棄物投棄は直ちに中止すべき。環境を元の状態に戻すため、新技術開発などの措置も合わせて行わなければならない」と警告している。
雑記-社会 | 22:28 | コメント | トラックバック









http://hinata.cc/sb/sb.cgi/590