電子の柩

著者：ゆうきりん　イラスト：赤人

　口絵が肌色ばかりだけれど、大事なところはうまいこと隠されてて残念無念。
　林間学校が舞台なのですが、あんまり林間学校イベントっぽくはなかったような。要所要所はそうなのですが、最終的にやっぱり個性者が何かやってたなという感じ。主人公が村人Aなのに個性者とばかり関わっているからかもしれませんが。
　話に出てくる個性者が段々と増えてきてます。このまま行けばクラス内の個性者全員とお知り合いぐらいにはなれそうです。

著者：マサト真希　イラスト：ごまさとし

　表紙がねこがみがウエディング姿の最終巻。
　メインの登場人物がちょい多かったと思います。ひかるとあやねは正直いなくてもよかったような。
　中盤以降は面白さよりも話のダルさの方が勝っていたのも残念。設定は良かっただけに惜しかったです。

著者：鷹見一幸　イラスト：春日歩

　北域が参戦し一気に加速。そのまま決着が着きました。
　最後の戦闘だけあって今までの知恵の絞り合いと言うよりは、力と気力のぶつかり合いみたいになっていましたが。
　次巻が最終巻だそうです。話の流れで流れるままに北域王になった晴凜は進退をどうするのでしょうね。
　あとミーネとシャールの嫁妻問題はどうなるのでしょうね。それにこのまま王の地位にとどまるのなら、帝国とのパイプ作りのために帝国から一人二人は女性を送り込まれてしまいそうですが。

著者：中村一　イラスト：color

　ほのぼのとシリアスが半々。
　快人の妹になりたがる女の子が出てきて柚葉が嫉妬したり、夏南が弟と仲違いして一波乱があったりと、兄弟にありがちな些細な喧嘩や行き違いイベントが。
　子守の割合が高すぎて、ラブコメと言うほどラブコメしていない様な気がします。もうちょっと高校生の男女間の話があればという感じです。

著者：中村一　イラスト：color

　突然家に来た小生意気な幼女との交流という、割とありきたりな設定と展開。
　幼稚園では、弟の引率をする家庭の事情がありそうなクラスメイトの不良女子と知り合ったりと、ツボを押さえたオーソドックスな作り。
　特に外れもない無難な構成。全体的に悪くはないのですが、少し物足りなかったです。