電子の柩

著者：夏希のたね　イラスト：笛吹りな

　発砲しまくりな少女達の学園生活がメインです。
　銃の擬人化自体はよくあることなので別に気にはならないのですが、銃床がパンツに相当というのは、さすがにどうなんだろうなという突っ込み所。
　サブマシンガンやアサルトライフルといった銃の種類毎に学年が違うみたいですが、進級とかはどうなっているのでしょうね。まさか成長するに応じて変わるわけにもいかないでしょうし。
　そこはかとなく軍事や銃の知識がつくようなそうでもないような。ただ地雷は正規軍が防衛兵器として使う分にはとても優秀な兵器であることは書いておいてほしかったです。

著者：長岡マキ子　イラスト：ごまえ

最終巻。良い感じにまとまって終わったと思います。
成道がちゃんと人として男として成長したのが良かったのかなと。まあ最初のスタートラインが酷かったのもありますが。
主人公だけでなく周りにいるヒロイン達も、泣いたり笑ったり悩んだり前に進んだりと色々な表情を見せてくれましたし。みんなで成長してこその学園モノですね。

著者：竹岡葉月　イラスト：奥村 ひのき

相変わらずの本ネタでしたが二巻で終了。短いですがちゃんとまとまっていて良かったと思います。
ただタイトルをパロってきた理由が分かりませんでした。死んでしまう的なことはなかったですし、ドラクエネタも出てきませんでしたし。
結局晃介はえらべないと言うか、えらばないと言うか、えらぶ必要がないというか……。でもヘタレ主人公というわけでもなく、要所要所で自分の意志を見せたりしたのでこれで良かったんじゃないかなーという感じですね。

著者：初美陽一　イラスト：パルプピロシ

地の文にまだ出来ていないキャラクターの愛称を書くのはどうかと思いました。
深みが足りないというか、厚みが足りないというか。
異能ラブコメではあるのですが、異能もラブもコメもイマイチです。せめてどれか一つでも優れていれば良かったのですが。
一巻の時ほど勢いがあるわけでもないので、尚更足りていない感があるのではないのかなと。

著者：大楽絢太　イラスト：ワダアルコ

妹の名前は出てきたのに主人公の名前は出てこない悲しみ。
妹が出落ちすぎて残念だと思っていたら最後にちゃんとした出番がありました。まあ、最初と最後にしか出てこなかったとも言えるのですが。でもなんだかんだで兄想いの良い妹なのではないでしょうか。
ユキとイグナレスとのイベント話。ユキにフラグがたったようなそれほどでもないような感じです。
異世界モノであるし、そのうち元の世界に帰る帰らないの話もやるのかと思っていたのですが、動画投稿サイトに繋がるのなら人の行き来も自由で問題ないような気がしてきました。