電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
○ 紅 〜ギロチン〜
2006.08.04
紅―ギロチン
著者:片山憲太郎 イラスト:山本ヤマト

全てを切り裂く《斬島》の刃に立ち向かう!
商売敵の悪宇商会からスカウトされた真九郎。まだまだ半人前の自分を磨くチャンスと思い契約を考えるが、最初の依頼を聞いて破談にする。依頼内容が少女殺害だったからだ。真九郎は少女を守ろうと考えるが、悪宇商会の殺し屋・斬島切彦《ギロチン》が待ち構えていた。


ヘタレの上に頭が可哀想な真九郎。
自分が所属しようとしている組織について何も考えないなんて普通あり得ないと思うのですが。
十六歳にもなってこのマヌケっぷりは痛い。揉め事処理屋として三流どころか誰も仕事を頼まない頼めないレベルではないかと。

フランクは一発でやられて、ルーシーも有能に見えて最後の最後にただの子悪党レベルに。
切彦も最後はよくわからないまま流されたりと結構ぐだぐだ。
最初に出てきた老夫婦が一番の悪役でした。

それにしても女性陣が強いです。
まぁ、対して見たさいに真九郎がヘタレすぎるだけなのかもしれませんが。
それでも守られるだけの女性がいないのは結構新鮮な気がします。
書評-スーパーダッシュ文庫 | 22:41 | コメント | トラックバック









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