○ SHI-NO -シノ- アリスの子守唄
2006.05.19
著者:上月雨音 イラスト:東条さかな
夕方になると大学生の「僕」の部屋にやってくる小学五年生の支倉志乃ちゃん。猟奇的な事件に興味を持ち「僕」をハラハラさせる彼女。そんな志乃ちゃんが再び降臨です。学校で流行っている「惨殺アリス」という都市伝説が原因で、キララ先輩がかつて家庭教師をしていた女の子が心の病にかかっているという。困ったことに、シノちゃんは都市伝説に異常な関心を示してしまった……。志乃ちゃんと「僕」の関係性がちょっぴり進む(!?)第2弾!!
引用文には嘘がいくつか。
長編の中に短編が入っています。流れをぶった切る形で。
普通巻末に入れるものではないのかと。問い詰めたい。子一時間問い詰めたい。
クリスが志乃の便利ツールと化してる。
一見哀れなんですが、本人はあまり気にして無いみたいです。悲しい男のサガにしか見えません。
慣れればあまり気にならなくなるのですが、文の大半が語りなのが微妙にうざいです。
それにしても、どうしてこうした推理モノの犯人は自分が犯人だとわかると語りだすのでしょうか。
たまには探偵役が犯人に殺されるのもそれはそれでありだと思うのですが。