電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
× 魔女ルミカの赤い糸
2007.11.08
魔女ルミカの赤い糸 (MF文庫J)
著者:田口一 イラスト:カズオキ

クラス委員の羽田琴也は、登校中いきなり後ろからタックルされ、思いっきり踏みつけられてしまう。ちょっ!何事だよ!?とパニくる琴也を、見下ろす美少女は「やっとわたくしを愛してくださる人に巡り会えた」と不適に微笑む。
霧間留美華と名乗った少女は、以来ことあるごとに琴也に絡んでくる。そしてついに琴也のためと称して、仕事をさぼるもう一人のクラス委員の水越を深夜の教室で椅子に縛って監禁するに至り、琴也は恐怖心を覚えてしまう。一体、彼女の目的は……!?
第3回新人賞佳作受賞のゴシックホラー風味エロチックラブコメ、華麗に登場!!


日本語がおかしいです。新人賞の受賞はともかく、出版するのならせめて校正ぐらいはしてほしいのですが。
琴也が留美華に好意をもった理由がさっぱりわからない。
物語の途中で琴也の影が無くなったり、四肢の感覚がなくなったりするのですが、それらがもたらす弊害について何も書かれていない。
著者は感覚がなくなるということがどういうことか、理解しているのでしょうか?
影が無くなった後のことについても、何一つ言及されていないのはおかしいですし。
少なくとも、まともな日常生活は送れなくなると思うのですが。

読めるモノに仕上がっていないです。
ハズレ作品。
書評-MF文庫J | 23:40 | コメント | トラックバック









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