電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
△ 九罰の悪魔召喚術
2009.06.12
九罰の悪魔召喚術 (電撃文庫)
著者:折口良乃 イラスト:戌角柾

 極東の国で起こった『天草の乱』。倒幕に成功した抵抗運動は『聖シロウの革命』と呼ばれ、その国はアジア最大の景教国家として栄えていった。
 そんな『日本』に住む、信仰心ゼロの少年・遠野九罰は、召喚した覚えのない美少女悪魔アイムに手を焼いていた。その様子を見た妹には微妙に嫉妬される毎日で、九罰には平穏なんて言葉は信じられなかった。
 ある日。街で悪魔が事件を起こした。九罰は、アイムの命を狙うエクソシスト・聖ルカと渋々犯人を探ることになる。ソロモン72柱の悪魔から、プロファイリングによって犯人を探るアイム。そこで判明したのは意外な事実で……!!
 学園ゴシックストーリー開幕!


世界観がありえない。
当時キリスト教を受け容れていたら植民地へまっしぐらだった気が。国土の狭い日本で、土葬が主になることなんてありえないのですし。日本で教皇なんて作ったら宗教戦争半端ないことになりますし。WW2とかどうなったのか不思議。
それらについて、作中で納得の出来る説明が特に無かったのが×。
なによりこの世界観が全く必要なかったのがダメダメ。

肝心の話の方もそんなに面白くなかったです。
もうちょっと頑張りましょうクラス。
書評-電撃文庫 | 06:50 | コメント | トラックバック









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