電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
△ さよなら、いもうと。
2006.06.16
さよなら、いもうと。 (富士見ミステリー文庫)
著者:新井輝 イラスト:きゆづきさとこ

あなたには、兄弟はいますか。同じ血が通っている(そうじゃない場合もたまにありますけど)ひとつ屋根の下で暮らす存在が、ある日突然死んでしまったら――悲しいというより、そこに訪れるのは、ただただ喪失感というような気持ちなんじゃないかと思います。この物語の主人公ヒロシは、唐突に妹・トコを交通事故で亡くして、そんな深い悲しみというか、嘆きの中で毎日を送っています。ところが、その妹が生き返ってしまって――。


ヒロシがROOM No.1301の主人公とかぶって見えます。周りへの態度とか心理面とか。
なので最後まで違和感が拭えませんでした。

遺体に目を通してないことからトコの願いを叶える為の偽装とかかなと思ったのですがさすがに違いました。残念。

主人公の一人称なのですが淡々と進みます。
もう少し感情の起伏があった方がいいと思いました。

最後の展開にちょっと疑問。
ヒロシの一人称にそういった感情の描写はほとんどというか全く無かったと思うのですが。何となくは分かるのですが、一人称の割に描写が無いのはどうかと。なので少々唐突かなと感じました。
書評-富士見ミステリー文庫 | 08:39 | コメント | トラックバック









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