電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
◎ RIGHT×LIGHT 7 〜飢えし血鬼と夏夜の炎花〜
2009.09.24
RIGHT×LIGHT7 (ガガガ文庫)
著者:ツカサ イラスト:近衛乙嗣

「――お兄ちゃん、ここにお父さんとお母さんのお墓があるの?」麦藁帽子で獣耳を隠しながら由衣が言った。「ああ、皆のお墓がある」僕はあえてそういう言い方をした。真新しい墓石に、三つの名前が刻まれている……父、母、そして、妹の由衣の名前。「あたし、やっぱりほんとは、こっちにいる人じゃないんだね」墓石の前で、呟く由衣。僕は何と答えていいのか分からず、彼女の頭に手をのせる。久しぶりに踏んだ故郷の地で、僕はいま、あの悲劇と、ようやくと向き合おうとしている。大切な仲間たち支えられながら……。


未由可愛いよ未由。
今までの控えめの未由も良かったですけれど、友月を継承した後の苛烈な未由も良いです。
このシリーズはホント、女性陣が魅力的です。

なんだかんだで啓介が一番弱い気がしなくもなく。精神的はともかく、戦闘力ではアリッサや未由よりも一段劣るような。まあ啓介の場合、壊れているとすら揶揄されるその心の強さでアリッサや未由を助けてきたので、これでよいのでしょうけど。

今後の方向性がよくわからないです。
友月がクラウドに絡んでは来たのですが、これからどうなるのでしょうか。実に楽しみです。
書評-ガガガ文庫 | 08:04 | コメント | トラックバック
全ては、1000年前ヒース達とミトロンの因縁にあるのではないか。世界を救う事を目的としているようだが、 実際、ヒース達は救えなかったのではないか。アルとレヴアティーンが嘆きの魔王、流れし星竜になる事でようやくミトロンを封印した。その後、4柱神を造り物質界(地上)を魔力で覆い、ミトロンの封印し、世界を安定させた。おそらくエノクの先祖がミトロンを顕現させ、ヒース達と戦い、その時、地上の魔力を奪い、その後、傷づいた世界を4柱神の力で修復したと推測している。
 未由の家庭の事情は一段落し、最終章になるのではないか。おそらく、アリッサのミトロンは復活するとおもわれる。
| t | 2010/03/02 05:54 PM |









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