電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
△ 生徒会ばーさす! 〜お嬢様学園の暴君〜
2009.08.03
生徒会ばーさす!―お嬢様学園の暴君 (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者:番棚葵 イラスト:宮坂みゆ

お嬢様学校・白姫学園の生徒会長・天井院神菜は、圧倒的な美貌と絶対的な権力で、学園に君臨していた。ある日、その白姫学園に男子生徒たちが転入してくる。名門女子校に入れることで喜び勇む男子だが、神菜が彼らに告げたのは、女子と同じ制服で学園生活を送れという理不尽な命令だった!横暴に立ち上がる男たち。その先頭に立った紫藤水樹は極悪非道な作戦を立てて、生徒会に勝いを挑む! プライドを懸けた待ったナシの真剣勝負、のはずが、実は神菜と水樹にはある関係があり…。まったり学園ギャグコメディ、始動!


自分が面白ければ他人が傷ついてもいいって考えは嫌いなので、どうもヒロインの神菜が好きになれませんでした。
それ以外は特に気になるところもない程度。
水樹のラストの作戦は素敵に外道だったと思います。
書評-スーパーダッシュ文庫 | 22:16 | コメント | トラックバック
○ 迷い猫オーバーラン! 5 本気で拾うと仰いますの?
2009.07.03
迷い猫オーバーラン! 5 本気で拾うと仰いますの? (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者:松智洋 イラスト:ぺこ

クリスマスの事件で足を骨折した巧は、病院で正月を迎えた。文乃、希、千世の三人は競って熱烈看護中。だが巧の入院先が千世の友人で財閥令嬢である夏帆の系列病院だと分かって騒ぎに発展。マイペースな夏帆に振り回されほうほうのていで退院した巧と迷い猫同好会を待っていたのは、季節外れの転校生だった。折しも目前に迫るバレンタインを焦点に、新たな恋の伏兵が三人娘に予想外の展開を呼び込んでいく……。


鈍感主人公はもう飽き飽きなのですが、迷い猫ではあんまり気にならないです。サブキャラもそれなりに輝いているからですかね。
サブタイトルは夏帆なのですが、夏帆は次巻に回した方が良かったような。
次誰の台詞になるのでしょうね?

夏帆と珠〓の区別が付かないのですが。イラスト的な意味で。リボンの有無ぐらいしか差がないのはどうかと思う。そう言えば、ショートヘアーがいないのはなんでなんでしょうね? 仮にも食品を取り扱っている店なのに。
書評-スーパーダッシュ文庫 | 07:22 | コメント | トラックバック
× スイーツ!
2009.05.18
スイーツ! (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者:しなな泰之 イラスト:柏餅よもぎ

狛犬が爆発した。その中から現れた少女・海野麻衣と出会った高校生・章輔は、思春期の少女にありがちな超常能力『スイーツ』を知る。『スイーツ』にまつわる事件は従姉妹の伊乃や先輩の千代も巻き込んで大騒動に!! いま少年はひとつ大人になる。


千代の全力のくだりはちょっと面白かったです。
あとイラストも可愛いです。
良かった点はそれぐらいでした。

文章が無駄に多くて長くて読むのが辛かったです。
目的とか理由とか能力とか何もかもが曖昧なまま進んでいきます。
要はスイーツの能力の正体を最後に出して、インパクトを出したかったのでしょうけど逆効果です。
章輔が魔獣魔獣しつこい。下ネタ引っ張りすぎ。指が触れただけで反応するとか、本当に章輔は高校生なのか疑問。作中の大半で起たせているとかもうね。

設定も詰められているようには思えなかったです。
スイーツには管理コードというものがあるのですが、それが漢字とひらがなにカタカナのルビを振るオサレ仕様。そんな管理しにくい管理コードなんてありえないでしょと。
失敗したら時間が巻き戻るとかも。複数箇所で同時に眠り姫が起こっていたらどうなるのですかね。
書評-スーパーダッシュ文庫 | 07:35 | コメント | トラックバック
○ 迷い猫オーバーラン! 4 みんな私が拾います♪
2009.05.12
迷い猫オーバーラン!〈4〉みんな私が拾います (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者:松智洋 イラスト:ぺこ

クリスマス直前。『ストレイキャッツ』は一番のかき入れ時を迎えていた。そしてそれぞれが巧を好きだと確認し合った文乃、千世、希の三人は、牽制し合いながらクリスマスプレゼント選びに余念がない。また聖夜の芹沢教会でチャリティーも企画して大忙し。更に巧にとっても、クリスマスは特別の日なのだ。そんなある日、ストレイキャッツのオーナーにして巧の姉、乙女が新たな迷い猫を拾ってきてしまう。しかもそれは金髪の美少女だった。クリスと名乗る迷い猫は、自分はマフィアに追われており、自分の持っている大切なものをこの町のどこかにいる人物に渡さなければならないという。怪しいと思いつつ乙女の鶴の一声で迷い猫を助ける迷い猫同好会。乙女と巧の思い出の日に、新しい奇跡は生まれるのか。三人娘の恋の行方はいかに?


こんなに可愛い子が女の子のはずがない。

いつものメンバーが女装美少年を助けるために奔走。クリスにハァハァしている家康は、引き返せないところまで来てしまっているような気がしなくもないです。
クリスの正体や目的は結構分かりやすかったり。会いたがっていた人がお前かよ! って感じでしたけれど。
あと乙女の過去がちょこっとだけ判明。誰ともしれない子をあっさりと自分たちの子供として育ててみせるとか、巧と乙女の両親の話もちょっと見てみたいかも。
書評-スーパーダッシュ文庫 | 06:45 | コメント | トラックバック
○ 空トブ人ビト ふたつめの至宝
2009.04.02
空トブ人ビト―ふたつめの至宝 (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者:三上康明 イラスト:大場陽炎

「ギガント」の国際通信士となったハルタとサヤが最初に向かったのは波翼教国。この国は、ふたりの教育係であるルーニーの故郷でもあった。この国でハルタは「18歳で使命を全うし、命を落とす」と言われる波翼の次期国主・マリアと出逢う。そんな彼女に、ハルタが『届ける』決意をしたモノは?誇りを賭けて、空トブぶっ飛びファンタジー、第2作!


主人公のハズのハルタよりもルーニーが格好良い話。そもそもハルタがあんまり格好良いとは言えないせいなのかもしれませんが。
サヤが若干ヒロインぽかったです。と言うかヒロインってサヤでいいんでしょうか?
至宝が関係あるようでないような。至宝についてのアレコレは次巻以降でなのですかね。
書評-スーパーダッシュ文庫 | 07:14 | コメント | トラックバック