○ “文学少女”と飢え渇く幽霊
2007.10.22
著者:野村美月 イラスト:竹岡美穂
文芸部部長・天野遠子。物語を“食べちゃうくらい”愛しているこの自称“文学少女”に、後輩の井上心葉は振り回されっぱなしの毎日を送っている。
そんなある日、文芸部の「恋の相談ポスト」に「憎い」「幽霊が」という文字や、謎の数字を書き連ねた紙片が投げ込まれる。文芸部への挑戦だわ! と、心葉を巻き込み調査をはじめる遠子だが、見つけた犯人は「わたし、もう死んでるの」と笑う少女で――!?
コメディ風味のビター&スイートな学園ミステリー、第2弾!
アンリアルな幽霊探しが、いつの間にかリアルな愛憎劇に。
主人公側はコメディ調ですが、物語の方はシリアスで、全体的に暗い印象。
遠子の弟のようなのが登場したのですが、普通に食べ物を食べていて、文学少年とかではなかったみたい。遠子の両親とかってホントにどうなっているのでしょうかね。そのうち分かったりするのでしょうか。