電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
△ セキララ!!
2008.04.16
セキララ!! (ファミ通文庫 は 3-1-1)
著者:花谷敏嗣 イラスト:京極しん

「おまえ、瘴気の匂いがするぞ」夕暮れの街で女剣士に話しかけられ、おれは焦った。もしかして火琉奈【かるな】か? おれが昔書いた小説のヒロインの!? 設定通りおれを慕い、妄想通り美少女だ……って嘘だろ、あり得ねえ!! 第一あの小説はおれのトラウマなんだ。あの事件のショックで創作をやめ脱オタし、今は無難な高校生活を送ってる。素直に喜べないし、平和な“今”が壊れそうで大ピンチ!! 第9回えんため大賞奨励賞受賞、悶絶と泣き笑いの超次元狂詩曲【ラプソディ】!!


えんため大賞奨励賞受賞作。
文章は読みやすかったです。話の展開はメリハリに欠けてました。

桜の設定が過去の恥ずかしい妄想と同レベルなのはどうかと。
あれならいっそいない方がよかったです。

主人公が流されるまま過ぎで、その場しのぎも多いです。
もうちょっと自主性があってもいいのに。
書評-ファミ通文庫 | 21:23 | コメント | トラックバック









http://hinata.cc/sb/sb.cgi/637