電子の柩

日記やラノベの書評をつらつらと。
△ Le;0 -灰とリヴァイアサン-
2009.09.16
Le;0―灰とリヴァイアサン (一迅社文庫)
著者:六塚光 イラスト:CH@R

地殻変動によってバラバラの島々となり、リヴァイアサンと総称される大海獣に脅かされるようになった日本。リヴァイアサンに対抗できる存在は、ヴァンパイアと、サイクラーと呼ばれるそのパートナーのみ。

そんな島々の一つ・大蒜島に流れ着き、島をリヴァイアサンから守ることになったヴァンパイアの姫乃とサイクラーの顕九郎。二人の活躍で島は平穏へと向かうかと思われたが、顕九郎の過去を知る存在がその魔手を伸ばしてきたことから、島へ最大の危機が訪れることに……。

六塚光がおくる、渚で繰り広げられる一大アクション、開幕です。


設定ありきな設定はダメ。
海から海獣が襲撃してくるのに対し、海岸線に柵や堀やトラップが一切無いのは何故?
火器や武器が出てこないのにも違和感が。まあこの辺りを出すと、人間でも海獣を倒せるようになるから出さないのでしょうけど。
リヴァイアサンとかサイクラーとか。仮にも元は日本なら、用語も日本語になると思うのだけど。しかも島同士であまり連絡が取れなくなっているのならなおさら、独自の言葉になるはずなのに。
吸血鬼が海獣を倒すという設定ありきで書かれているため、最後まで違和感がついて回りました。

キャラクターなどについては特に記憶に残る物はなかったです。
残念作。
書評-一迅社文庫 | 07:05 | コメント | トラックバック









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